プレイヤーにスキップメインコンテンツにスキップ
  • 2 週間前

カテゴリ

🎥
ショート
トランスクリプション
00:01富士山が 富士山が見えるね
00:05あそこにうっすらだけど見えてますね 春のおじさん
00:11お疲れ様です
00:12袴田岩尾さん 87歳
00:17一見普通に見える日常
00:20しかし彼には選挙権が与えられていない
00:25パスポートも作れない
00:28その身分が死刑囚だからだ
00:4357年前一家4人の殺人犯として死刑を宣告された
00:53神様 僕は犯人ではありません
00:59獄中から家族に宛てた手紙は 五線通に及んだ
01:05最新開始です 最新開始です
01:09その声が届いたのは およそ半世紀後だった
01:14今 袴田さんが釈放されました
01:17袴田元被告が釈放されました
01:229年前 一度は裁判のやり直しが認められ
01:25釈放された
01:30しかし裁判は今も終わらない
01:38動かぬはずの証拠が突然変わる異例の展開
01:44袴田の裁判はこの国の司法のあり方を問いかける
01:51司法に翻弄され続けた袴田岩尾
01:55袴田事件の57年を検証する
02:1257年前 事件はここで起きた
02:201966年6月30日未明
02:25旧清水市の味噌製造会社
02:27小金味噌専務の家が全焼した
02:31焼け跡からは 一家4人の遺体が見つかった
02:37小金味噌専務の橋本藤夫さん
02:40妻の千恵子さん
02:42長男の正一郎さん
02:44次女の藤子さん
02:494人全員が刃物で滅多刺しにされ
02:52火を放たれるという 凶悪事件だった
02:57事件当日は小金味噌の就勤日
03:01警察は内部事情を知る人物による 金目当ての犯
03:05行とみて捜査を進めた
03:10事件から49日後 アリバイのない従業員を逮捕した
03:16袴田岩尾 当時30歳
03:23袴田の部屋から血がついたとされた パジャマが見つか
03:27
03:27逮捕の決め手となった
03:35袴田は元プロボクサー
03:41警察の内部資料には こんなくだりがある
03:47ボクサー崩れの被疑者を検挙し
03:50県警察の威信を 大いに高揚した事案である
03:57これが剣道とか柔道だったら 警察でも奨励してるでしょうから
04:06そんな日に書かなかったでしょうけど
04:09ボクシングというのはね そういう意味で見られてたの
04:14袴田家は6人兄弟
04:17岩尾は秀子さんの3つ下の末っ子だ
04:23無口で大人しかったという少年が ボクシングに出会ったのは
04:2719歳の時
04:29地元浜松を離れプロの道に進み 日本フェザー級
04:346位にまで上り詰めた
04:40しかし怪我のため引退 幼い息子を養うため
04:45小金みそで働いていた
04:48塚田が3日して打ち帰ってきて
04:51私は心配したの そんな事件のあるところで
04:53変なものに巻き込まれちゃ困ると思って
04:56いわゆる自転車に乗ってね 近所の人と話にこや
05:00がにしてる
05:01全然ね 態度も何も変わりないの
05:05人をね 3人も殺して3日でね 態度も変わらんって
05:09ことない
05:14逮捕からおよそ50年がたって
05:17静岡県警の倉庫から見つかった 取り調べの録音テープ
05:23犯行を必死に否認する袴田がいた
05:48仮間田が逮捕されたのは真夏の8月
05:52空調のない密室で 連日取り調べが続いた
05:591日平均12時間
06:04最も長い日で17時間近くに及んだ
06:072日平均12時間
06:40この後、余を足す様子まで録音されていた
06:47逮捕から19日目、交流期限の前日
06:50取調官の追及に対してすすり泣く声が
07:26この翌日、袴田は自白した
07:38大変に恐ろしいことをやったと思っています
07:43僕自身、前からいろんなことは考えていたのですが
07:47警察の方にも、僕本人に考えてくれて
07:52僕のことをもっていろんなことも言ってくれて
07:56そういったことが目にしびいて
08:00実際に言ってきれいな顔になろうと思った
08:08警察の取調べについて
08:10後日、袴田はこう綴っている
08:15殺しても病気で死んだと報告すれば
08:18それまでだと言って
08:20脅し、罵声を浴びせ、こん棒で殴った
08:24午前、午後、晩から11時
08:28引き続いて午前2時ごろまで
08:30交代で蹴ったり、殴った
08:37静岡地裁で開かれた初公判
08:40袴田は自白を覆し、容疑を否認した
08:45裁判は迷走するかに見えた
08:53ところが、初公判から9ヶ月後
08:56事件現場の味噌タンクの中から
08:58パジャマとは別の犯行着衣が見つかる
09:05血まみれのツボン、捨ててこ、ブリーフ、肌着、スポーツ
09:15シャツ、通称、五点の衣類
09:23事件から1年2ヶ月が経って、小金味噌の従業員が
09:27発見した
09:52従業員は衣類の持ち主がすぐに浮かんだという
10:16発見と同時に、袴田の実家から血まみれのズボン
10:21のとも切れも見つかった
10:27検察は直ちに証拠変更
10:30裁判の途中で犯行着衣を切り替えるという異例の事
10:35態だった
10:38そして
10:40被告人を死刑に処する
10:45半世紀近くに及ぶ死刑囚としての高知生活がここから
10:51始まった
11:04マンガ家、森茂美さん
11:08袴田と同じく元プロボクサーという経歴を持つ
11:15森さんは袴田事件を題材とした漫画スプリットデシ
11:19ジョンを発表した事件のことを知った時なんてこうプロ
11:25ボクサーっていうと自分の中で本当にヒーローだったんでその
11:29ヒーローの一人がそういう目にあってるっていうのを知った時本当
11:32にショックだったんで
11:36被告人を死刑に処する。
11:412対1の多数決によって袴田岩生に死刑判決が
11:46下された。
11:49KOで決着つかなかった時判定になるんですけど
11:53それが3人のジャッジの結果で決まるんですけど
11:572人赤コーナー、1人青コーナーとかって割れることがあって
12:01それをスプリットデシジョンっていう用語で
12:04袴田さんの最初の一審の死刑判決が出た時の様
12:11子と被ったので
12:16静岡地裁の3人の裁判官のうちの一人、熊本範
12:21道さん。
12:23当時熊本さんは無罪を主張したが、他2人が死刑を
12:28指示。
12:29やむを得ず死刑の判決文を書いたという。
12:35判決から40年後、守秘義務を破り真相を打ち明け
12:40た。
12:43あのね、邪悪中傷が非常に数が多かったでしょ。
12:51それで取り調べ期間がね、20日ちょっとの間、まさしく連日連
13:00夜ですよね。
13:02いざ邪悪を取ってみると、こんなものは証拠として認める
13:07わけいかん証拠ですよね。
13:45最後の結論で被告人を死刑にすると、石見さんが読み
13:50上げた後ね、彼の肩がカクッと押して。
13:55そのあとね、僕、判決聞いてないんで、聞こえてないんで、頭の中入んな
14:01かった。
14:03あとどうするかなって思って、そればっかり考えてました。
14:15長年、疑惑の目を向けられてきたのが、死刑判決の決
14:19め手とされた、御殿の衣類だ。
14:23当初、検察は袴田がパジャマを着て犯行に及んだと
14:28主張。
14:29袴田もそれに沿った自白をしていた。
14:53ところが、事件から1年2ヶ月後、捜索がしつくされたは
14:58ずの味噌タンクから、パジャマとは別の、血に染まった
15:02シャツやズボンが新たに見つかる。
15:09自白の内容と全く違うにもかかわらず、裁判の途
15:13中で切り替えられた疑惑の証拠、御殿の衣類。
15:21ノンフィクション作家の高杉慎吾さんは、袴田事件の
15:25疑惑に関する検証記事を書き、世に訴えてきた。
15:35袴田は、高杉さんとの面会や手紙のやり取りの中
15:39で、御殿の衣類は捜査機関による捏造だと訴えて
15:44いた。
15:48自分が無実なのに、着衣の問題にしてもこうで、あのタン
15:54クの中に隠せるわけがねえじゃねえかというね、そういう
15:58怒りを私にぶつけるときにですね。
16:05警察、検察とは、自分らに都合が悪くなれば、いくら
16:10でも不法不当に陥りやすい人類であり得ることを、裁
16:14判所に熟知させなければならない。
16:18これは、袴田が御殿の衣類のうちのズボンを履いた際
16:23の写真。小さくて太ももまでしか履けなかった。
16:29しかし、検察は味噌に使っていたため、ズボンが縮んだとし、
16:35犯行時は履けたと主張した。
16:42私は裁判所には無罪がわかっていただけると信じています我ま
16:49くることなし。
17:01袴田は裁判のやり直し、再審を求めた活動を支
17:07えてきたのが姉、秀子さんだ。
17:12私はたまたま一人でいたから、できた。それだけのことですよ。それに、
17:18親孝行のつもりで初めての、母親の悲しさをわかって
17:24いるから。
17:2946年間、秀子さんが通い続けた東京拘置所。袴田は
17:36ここで何人もの死刑囚を見送ってきた。
17:42入ってくるなりね、こちらでもないが何でもない。こうやって顔を乗り
17:48出して、昨日、処刑があった。
17:53そうよ。未決の時にはそれほど感じなかったけど、現実に処刑される
17:59っていうことを目のあたりにしたんでしょ。
18:02ね、まして隣の部屋の人が。そうだもんで驚いたと思うよ。
18:10死刑執行という未知のものに対する果てしない恐怖が、私
18:17の心をたとえようもなく冷たくする時がある。
18:22そして、全身が冬の木枯らしに襲われたように身を震わせ
18:27るのである。
18:29自分の互換さえ信じられないほどの恐ろしい瞬間がある
18:34のだ。
18:40日本で初めて死刑事件から最新無罪を勝ち取った免田
18:45坂江さん。
18:47死刑囚が一番怖いのは朝だという。
18:52大体、ここならば8時半ごろになるから。
18:58スターッと寄ってくるんですよ、音が。
19:06自分のシャボの前に止まるか、止まらんか、そこの
19:09所ではこうやって来てくるんですよ。
19:13工場が、工場不足でね。
19:17すぐ通って、戸がトンと開いて、出向されるシャボの戸
19:24が開いてたら、
19:29こういう状態がその度に起きました。
19:37死刑が確定した直後から、
19:41袴田の弁護をしてきた田中薫弁護士。
19:45手紙のやり取りの中で、死刑の恐怖に直面する袴
19:50田の変化に気付いた。
19:5386年ぐらいの時には、まだしっかりちゃんとした話ですよね。
19:58この88年の手紙にはね、
20:00明けましておめでございますって言うんで、
20:03本件冤罪闘争は勝利の道に豊かに邁進することが
20:07できました。
20:08できましたってなって。
20:10本人の中では決着がついちゃったみたいな。
20:17この頃の手紙には、悪魔や電波。
20:22神といった文字が頻繁に出てくるようになり、
20:26家族に宛てた手紙にも、
20:28尻滅裂な文章が目立つ。
20:32中には、ひらがなばかりのものもあった。
20:39いつまで経ってもなんだって、
20:41通らないって思った時に、
20:44人間というのは、
20:46たぶんそういう、違う世界に逃げていたのかな。
20:57自分に姉はいない。と、秀子さんとの面会も拒むようになる。
21:04年間でしたか?
21:05年会はやっぱりダメでした。
21:07ダメですか?
21:08なんかあのー、
21:12いやだっていうことらしくて。
21:15まあ、ここから出ると、
21:16まあ、死刑の執行でもあるんじゃないかと思ってるんじゃないか、
21:20って言うんです。
21:22はい、決定が出たようです。
21:24帰却です、帰却です。
21:25最新帰却の決定が出ました。
21:27残念ながら、最新帰却の決定が出ました。
21:30静岡地裁、東京高裁、最高裁。
21:33どれも、袴田の最新を認めることはなく、
21:3827年にわたる第一次最新請求が終わった。
21:49自分の世界に閉じこもる袴田岩尾に変わって、
21:53姉秀子さんは、2回目の最新請求を始めた。
21:58じゃあ、頑張って。
22:01袴田が犯人ではないと証明するための、
22:04新たな証拠を探した弁護団は、
22:07ある実験にたどり着く。
22:135点の衣類が、味噌タンクの中から発見されたのは、
22:18袴田の逮捕から1年以上が経ってから。
22:23弁護団は、長時間、味噌に使った血痕にしては、
22:27赤みが残りすぎている、と考え、
22:30血痕の色の変化を確かめる実験をした。
22:36実際に、1年以上、味噌につけてみると。
22:41色の濃さが全然違うじゃないですか。
22:44こちらはまだ、もともと白い下着だということも
22:48分かるくらいの色しか染まってないけれども、
22:51これはもう明らかに焦げ茶色になってて、
22:54血液の色も、とても赤紫。
22:57赤みが残ってないですよね、全然ね。
23:035点の衣類の写真と、実験の結果は違った。
23:15何度叩いても開かなかった、最新の扉。
23:18いや、この時は違った。
23:23旗を持って、今、動きました。
23:26最新開始です。最新開始です。
23:32逮捕から48年。
23:34静岡地裁は、裁判のやり直しを決めた。
23:37裁判所ありがとう。
23:47静岡地裁は、弁護団の味噌漬け実験を評価。
23:52最も有力な証拠、5点の衣類は、
23:55袴のものではないとした。
23:59その上で、袴を犯人と認定できるものはないと結論付け、
24:045点の衣類は、捜査機関による捏造の疑いがある
24:08とまで踏み込んだ。
24:14捏造は本当にあったのか。
24:17当時の捜査官が一様に口を閉ざす中、
24:21捜査の中核に関わっていた一人が、
24:23口を開いた。
24:49今、袴さんが釈放されました。
24:51袴元被告が釈放されました。
24:56静岡地裁は最新開始に加え、
24:59袴元さんの死刑執行の停止と釈放を決定。
25:03実に1万7,390日ぶりに、
25:08高知を解かれた。
25:10皆さんがどれだけのご意見を持つのか、
25:15改革は完全に正しく行うつもりでございます。
25:19どうかよろしくお願いします。
25:29一審、静岡地裁での死刑判決を、
25:32後悔し続けていた熊本範道さん。
25:55姉、秀子さんの家で暮らし始めた袴元さんは、
25:581日10時間、家の中を歩き続けた。
26:17長年の高知と死刑執行の恐怖による抗菌症状
26:21で、
26:22袴元さんは自分だけの世界を生きている。
26:282度目の最新請求は、なぜ認められたのか。
26:34これが証拠ですね。はい。はい。いいですか。はい。
26:39検察が裁判所の求めにより、これまで出さなかった証拠
26:44を開示したのだ。
26:58取り調べの様子を記録した録音テープもその一つ。
27:05他に、供述聴取などおよそ600点に及んだ。
27:1040年以上伏せられていた、古くて新しい証拠の存在が明
27:16らかになった。
27:18なぜ、重要な証拠がこれまで出てこなかったのか。
27:25元裁判官、北谷明さんが理由を説明する。
27:32裁判所には、検事がベストエビデンスだけしかさない。
27:37バッド、ワースト、ワーストの証拠は全部隠していいという風にな
27:43っちゃってるんですよ。
27:47最新についての審理では、証拠の開示に法的な義務
27:51はなく、
27:52弁護側が請求しても有罪を維持したい検察は応じ
27:56ず、年月ばかりが経過する。
28:00袴田事件の場合、静岡地裁が検察に勧告したことで、
28:05多くの証拠が開示され、最新開始の決定につなが
28:09った。
28:13最新開始を決めた裁判長、村山博明さん。
28:18初めて公の場で証拠開示を求めた理由を語った。
28:22おめでとうございます。
28:26過去の事例が、証拠開示によって最新の道で開かれた
28:31事例が多いというのは、
28:32むしろほとんどそうなんですよね。
28:35そういうことを学ぶと、やっぱり証拠開示の重要性というのは否定
28:40できないので、
28:41その必要性、重要性を考えれば、現場の裁判長も迷っちゃ
28:47いけないんじゃないかなという風に思って、
28:49私自身もそういう相撲で、墓間田事件は取り組んでいました。
29:00釈放後の墓間田さんは、散歩が日課だ。
29:07自由を手に入れたように見える墓間田さんだが、その肩書は死
29:12刑囚。
29:15最新を巡る戦いは、まだ終わっていなかった。
29:22検察には、裁判所が出した決定に対して、不服を申し立
29:27てる広告の権利がある。
29:30この権利を行使すれば、通常の裁判のように、地裁で行
29:34われていた審理の部隊は、公裁に。
29:38公裁で行われていたものは、最高裁に移る。
29:45墓間田事件でも、検察は、2014年の静岡地裁の最新
29:50開始決定を不服として、公告した。
29:55検察が公告をすると、請求人が本当に冤罪だった場合、
30:00その救済を先延ばしすることになってしまう。
30:09最新のルールの改正を目指す、鴨下由美弁護士は、
30:13検察の広告を禁止するべきだと訴える。
30:19やり直しの際は、本番の方で、検察官は有罪の主
30:22張ができるわけなんですよね。
30:24だから、要は言い分があったら、最新開始に不服申し出て
30:28なんかしなくても、そのままダイレクトに最新公判に行
30:32って、そこで有罪の主張をすればいいだということだから、
30:35やり直しの裁判に行き着かせないというね、そこで戦
30:40ってしまうというか、抵抗を示すということが、全く合理性がもうない
30:45のではないかと。
30:49静岡地裁の最新開始決定から4年後、検察の広告を
30:54受けた東京高裁は、審理の末、決定を取り消した。
31:00あの、残念でございます。
31:03大岡祝いにはです。
31:07次に向かって進みます。
31:10皆様のご声援をよろしくお願いいたします。
31:17うっきゃあ、嬉しいわ。
31:19ねえ。
31:20ねえ、最高裁はもう、私はきちっと見てくれると思って、
31:24青は文字してたもんで、当たり前ですよ、こんなもの。
31:312020年の年末、最新開始が取り消された墓又事件は、新
31:37たな展開を迎える。
31:39最高裁は5点の衣類に関する議論が尽くされてい
31:43ないと、東京高裁にもう一度審理するよう差し戻した。
31:51事件から1年2ヶ月後に見つかった犯行着衣。
31:551年以上みそにつけても、結婚の赤みは本当に残るの
32:00か。
32:01赤みが消え、黒くなるのであれば、発見直前に入れられた
32:06ことになり、捏造の可能性が高くなる。
32:16弁護団は、長期間、みそ漬けされた血痕が黒くなること
32:20を、科学的に証明するため、法医学者に依頼した。
32:28みそは、一般的に弱酸性を示す。
32:32そして、血液は酸に触れると黒くなるという。
32:37実際に血液に酸を加えてみると。
32:41そうすると、もう黒くなったのが分かると思うんですけど。
32:48血液は酸と混ざると黒くなった。
32:56弁護団は、時間が経つごとに、血液の赤みは消え、ど
33:00んどん黒くなっていくと報告した。
33:08一方、検察側も、みそ漬け実験を実施。
33:12その結果を、東京高裁の裁判官や弁護団にも公開した。
33:22検察は、血痕を長時間みそにつけたとしても、赤みが
33:27残る可能性はある。
33:28と、弁護団とは反対の主張をした。
33:395点の衣類は、本当に犯行着衣なのか。
33:44それとも、捏造された証拠なのか。
33:50東京高裁の判断は。
33:57最審開始です。
33:59東京高裁は、裁判のやり直しを認める決定をしました。
34:075年前の自らの判断を覆し、東京高裁は再び最審
34:13を決めた。
34:15ただ嬉しい、ただ嬉しい、ただ嬉しい。
34:21決定の内容を見ますと、犯行着衣ってないというところをはっ
34:25きりと否定してくれてますので、そういうところで検察官、何も今
34:31まで立証もできなかったわけですから。
34:36さらに、東京高裁は、袴田さんの逮捕後に、第三者が5
34:41点の衣類を味噌タンクに入れた可能性があると言及
34:45した。
34:48第三者は、事実上捜査機関のものである可能性が極めて高
34:54いと思われる。
34:592014年の静岡地裁に続いて、再び捜査機関による
35:04証拠捏造の疑いに踏み込んだ。
35:13決定に至る過程で、弁護団は裁判所の変化を感じ
35:17たという。
35:23一つが、裁判所自らの実験視察だ。
35:28東京高裁の大前文夫裁判所は、検察側が行った味
35:34噌漬け実験の結果を、静岡地検に出向き視察した。
35:43弁護団は、検察が提出した写真について、
35:47血痕がより赤く見えるように白熱電球を使用して撮って
35:52いる、と指摘。
35:54大前裁判長は、白熱電球を照射して撮影した写真は、
36:00白色傾向等価と比べて被写体の赤みが増すと
36:04されている、とし、
36:06検察の写真は、自分たちが肉眼で見た状況を忠
36:11実に反映していない、と、
36:13弁護団の主張に軍配を挙げた。
36:19本当に写真の撮り方によって差が出るのか。
36:23専門家の協力を得て、結婚に見立てたシミを、
36:28蛍光灯と白熱電球で照らして、その差を比べる実験
36:32を行った。
36:36これが実際に撮影した写真。
36:39白熱電球の光を加えたときの方が、より赤く見
36:43える。
36:51さらに、色の差を計測する装置で、数値化すると、
37:012枚の写真の赤みの差を示す数値は、1.3。
37:06左の蛍光灯のみで撮ったものより、
37:09右の白熱電球の光を照らした方が、赤くなることが、客
37:13観的にも示された。
37:21裁判所の変化の2つ目は、本人との面会だ。
37:26大前裁判所は、東京高裁で墓間田さんと会い、現在の
37:31状態などを確認した。
37:351980年の死刑確定以降、墓間田さんが担当の裁判
37:40官と顔を合わせたことはなく、
37:42実に42年ぶりのことだった。
37:49裁判所さんはね、私が裁判官の何とかですって、自己紹介して、
37:56岩尾さん、岩尾さんって言って、声をかけていただいたの。
38:01お体はどうですか、みたいなね、ちょっと優しい言葉をかけていただきまして。
38:09裁判官の姿勢と、最新の決定に関係はあるのか。
38:16裁判官がどの程度の熱意を持っているかによって、最
38:19新の奇数はね、分かれることが多いですよ。
38:23本当に熱意のない裁判所は何もしませんからね。
38:26やっぱり先輩がやった裁判が間違いだったということを言うわ
38:31けですから、
38:32事後的にしてもね、間違っていたということを言うわけですから、
38:36やっぱりその、あんまりやりたくないという気持ちがあるかもし
38:42れません。
38:45検察は最新開始決定に従い!
38:49検察は最新開始決定に従い!
38:512度目の最新開始決定の直後、検察が再び広告を
38:57検討していると報じられた。
38:59見たままの真実を!
39:01検察は最新妨害!
39:03検察に広告の断念を求める声が広がった。
39:09弁護団が始めたオンライン署名には、3万5千人を
39:14超える賛同が集まった。
39:19さらに、墓又さんの釈放を決めた静岡地裁の村山
39:23博明元裁判長が、
39:25検察の姿勢を批判した。
39:27私は、これで特別広告をするとすればですね、全く聞こえないん
39:34じゃないかなというふうに思うんです。
39:36もし、今回、浜田事件で特別広告をしたら、検察官の広告は
39:42やっぱり、
39:44法律で禁止しなきゃいけないという意見が、もっともっと
39:48高まると思います。
40:07検察は広告を断念した。
40:12裁判のやり直しが確定した。
40:17担当の山口検事からお電話いただきまして、
40:21それで特別広告はしないというお話をいただきました。
40:26それで、私は何て答えたかというと、ありがとうございました。
40:35本当に嬉しかったものですから。
40:44裁判が行われた過去4件の死刑事件は、
40:48全て無罪判決が言い渡されている。
40:52袴田さんの無罪の降参も大きくなった。
41:00今ね、ニュースが入ってね、警察がね、食事広告を断
41:06念したって。
41:07だからもうあんたは無罪。
41:09ねっ、はい。
41:10よかったよかった、本当に。
41:13ねっ、あんたの言う通りになった。
41:16ねっ、57年間戦ってきたもんね、今じゃ。
41:26検察は、広告断念の理由について、最新公判で対応
41:32することになるので、
41:33詳細は差し控えたい、と答えた。
41:39鴨下弁護士は、今回、検察が広告しなかった理由を、次の
41:44ように分析する。
41:45ここまでやっぱりこう、彼らにとっての、広告をするかどうかの
41:51天秤というのは、
41:52まさにその、捏造とまで言われて、このままじゃ黙って引き下
41:55がれないという、
41:56彼らのいわばプライドというか、検察としての組織防衛
41:59的な観点と、
42:01袴田さんの早期救済ではなくて、どうやったらこの世論の盛
42:05り上がりをね、
42:06申請ができるか、検察批判を防げるかっていう、そことのね、
42:11天秤だったと思うんですね。
42:20この近辺の人も、あれしかいないっていうことを言うけどね。
42:29もしもだよ、この人でないって言ったらさ、
42:33じゃあ誰がやったのってことだよね。
42:38発生から半世紀を超える袴田事件。
42:43現場周辺の時間は止まったままだ。
42:55袴田さんに死刑判決を下した静岡地裁。
43:05再び、ここで裁判が始まる。
43:11検察は、御殿の衣類について、
43:14結婚の赤みが残ることは不自然ではない、とし、
43:19再び有罪判決を求める方針だ。
43:26ある検察関係者は、
43:28無罪になる可能性が高いとしても、
43:31証拠の捏造という裁判所の判断は、
43:35重複できないと漏らした。
43:38検察の争う姿勢により、
43:40裁判の長期化は避けられない。
43:45検察省の都合でこういう結果がなっていると思う、私はね。
43:50まあ、57年戦ってますからね。
43:53ここで2年、3年長くたってどういうことないですよ。
44:04袴田岩尾さん、87歳。
44:08心は、まだ極中に繋がれている。
44:27ご視聴ありがとうございました。

お勧め